医療保険 どうやって選べばいいの?

医療保険の選び方〜持病編〜

これも最近CMで見かける機会がありますので
ご存知の方も多いと思いますが、
持病があっても入れる医療保険というものがあります。

 

「無選択型」といわれる保険です。
一般の医療保険に加入する際に必要となる
「告知」や「医師の診断」がありません。

 

しかし、そんなメリットの反面、この保険には、正直デメリットもいろいろあるようです。

 

 

無選択型保険の残念なところ

 

@保険料が高い
A終身保障タイプがない
   →定期タイプなので更新のたびに保険料はUPします
B既往症は保障されない。
   →保険に入ることはできますが、過去かかった病気や
    その病気と医学上重要な関係がある病気など、についてはもちろん保障外です。
C契約から90日の間になった病気は保障されない
D短期入院の保障がない
E入院限度日数が少なめ
F若いと入れない
   →40歳以上など、一定年齢以上でないと契約できません

 

これだけ不利な点があって、
無選択型の保険に入るべきかと問われると・・・正直、考え物ですよね。

 

 

持病の方へのアドバイス

 

でも、自分には持病があるし…どうしたらいいの!?という方。
そんな方は以下の方法で、医療保障に備えて下さい。

 

正直に告知して一般の医療保険に入る

 

意外に思われるかもしれませんが、
最初からあきらめずに、まずは申し込んでみることが実は大切です。
何事もなく入れる場合もあります。
ただし、自分の症状は必ず正直に告知して下さい。
告知違反があると、いざという時に保険がおりませんので!

 

貯蓄で備える

 

無選択保険に高い保険料を払うことを考えるならば、その分を貯金する、というのもひとつの手です。
今後病気にならなかった場合は、そこでためた貯蓄をもちろんほかの事に使ったりもできるわけですから。

 

「引受基準緩和型」保険に入る

 

それでもやっぱり、医療保険に入っておきたい!という方には
「引き受け基準緩和型」保険があります。
限定告知型保険ともいわれるタイプの保険で、先ほどの告知不要の「無選択型」保険とは違い、
3〜6項目程度の告知項目はあるものの、そこに該当しなければ加入することができます。

 

一般的な医療保険と「無選択型」医療保険の間にある保険、と認識していただければ結構です。

 

一般の医療保険よりは1〜3割ほど保険料が割り高ですが、「無選択型」保険よりは条件がよいです。

 

例えば・・・
・過去の病気が再発したり、悪化して入院・手術をすることになった場合でも給付金が出る
・終身タイプがある

 

原則的には、一般の医療保険と保障内容がほぼかわりません。

 

逆に注意しておかなければならない点は・・・

 

・加入後最初の1年間は、給付金や保険金が半額
・既往症について、保険の責任開始時前に医師からすすめられた入院や手術については、
 保険金がおりない。
・若いと入れない→これは無選択型と同じです
・保険料が割り高。

 

 

よくよく、それぞれを比較検討して
自分にとって納得の答えを選んで、将来にむけ対策してくださいね。

 



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